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鎮静剤を使用して痛みの少ない安全・安心の大腸内視鏡検査

日帰り手術(大腸ポリープ切除)にも対応

外科領域の「痔」も外科医が詳しく観察

大腸の検査 (観察)は、内視鏡を一番奥の盲腸まで挿入したのち始まります。
つまり、内視鏡挿入の段階での苦痛、時間の浪費は避けるべきです。

当院では、患者さんの体型・症状・検査目的・以前の検査状況などから、使用する内視鏡を選択
炭酸ガスやナビゲーションも利用し、快適さとスピードにこだわり、8割の方は短時間 (1~3分以内)で盲腸まで挿入します。

当院の内視鏡検査(大腸)は、鎮静下(半分眠ったような状態で)の検査です。
鎮静により、内視鏡挿入時の不安を取り除き、少しでも楽に検査を受けて頂けるよう配慮しております。

また、HQ・ハイビジョン画像、拡大内視鏡、特殊光(NBI)、色素内視鏡などを駆使し、より正確な診断に努めます。
さらに、ナビゲーションや炭酸ガスを使用することで、検査時・検査後の苦痛、腹満感を軽減します。

安心・安全な検査環境

前処置は、トイレ、洗面台、TVなど完備した前処置専用のお部屋(個室、5部屋)でゆったりと進めます。

内服する下剤のお量は、通常1800~2000mlですが、当院では約半量(1000~1200ml)で仕上げます。 (ただし、自宅で前処置される方は原則1800mlのんで来院して頂きます。)

検査中・検査後は、生体監視モニターで管理いたしますので、安心・安全の検査が受けられます。

内視鏡自動消毒機を2台完備。

内視鏡室は2室体制で、円滑に検査を進めます。

内視鏡検査の流れ

検査前
  1. 検査前の食事、下剤内服の説明や、必要に応じて採血がございますので、検査1週間前までに一度来院して頂きます。
  2. 前日は基本的には検査食を食べて頂きます。午後8時までに召し上がって下さい。それ以降は水分(お水、お茶など透明なもの)だけとします。
    また、検査食でない方は、食べてはいけない食品、食材がありますので、十分注意し指示に従ってください。
検査当日
  1. 食事は摂らず、予約時間にご来院ください。水やお茶などの水分摂取は構いません。
  2. 普段の内服薬は服用して下さい。ただし、糖尿病の薬だけは低血糖になる恐れがあるのでのまないで下さい。
  3. 鎮静下(眠っての検査)を希望される方は、車、バイクでの来院は控えてください。
  4. 便が検査に支障のない状態になった方から順番に、検査を始めさせて頂きます。
検査
  1. 楽に検査を受けられるよう、ご希望があれば鎮静剤を注射(点滴)。
    検査時間は10分程です。必要やご希望に応じ、生検(精査)や日帰りポリープ切除も行います。
  2. 鎮静剤を使用した場合、検査終了後、リカバリールーム(回復室)で1~2時間ほどお休みいただきます。
  3. 画像をご覧いただきながら、医師が検査結果をご説明します。

検査後のご注意

大腸癌は予防できる

大腸がんは、大腸ポリープ(腺腫)が癌化し発生します。(腺腫-がん関連)

つまり、腺腫を適切に摘除することが大腸がんの発生予防につながります。
ただし、ポリープを介さず、粘膜に突如がんが発生する発症パターンもあります。(デノボ癌)

ポリープ切除ですべての大腸がんを予防できるわけではありませんが、随分リスクの回避、低減が期待できます。
5㎜以上の線種は切除対象です。また、従来は放置されていた5mm以下の小さな腺腫も全て切除することで(クリーンコロン)、その後の発がん率を大きく下げるということが世界的な臨床研究で明らかにされています。

大腸内視鏡手術について

当院では、内視鏡検査の際に治療を要す大腸ポリープを発見した場合、ご希望があればそのまま日帰りでポリープ切除することが可能です。

検査前に、ポリープがあった際のご希望に関してアンケートを取らせて頂きます。

ポリープの対処法希望調査

トータルバイオプシー:かじり取る方法(当日可)

対象は、5mm以下のもの。

コールドスネアポリペクトミー:通電を要しない方法(当日可)

対象は、10mm以下・悪性を疑わないもの・後出血が少ない形状のもの。

ポリペクトミー、EMR(粘膜切除術):通電し焼き切る方法(当日は観察のみ)

上記以外のものは後日切除を予定します。(基本的には要1泊入院)

ポリープ数が多い、抗血栓治療中、25mm以上、明らかながん(リンパ節転移の可能性がある)などの場合、治療法に関して十分な検討が必要になります。

ポリープ切除後の数日は、食事・飲酒・運動などの生活制限があります。